みんなのラボ コラム

第2回 雪道に塩化カルシウム!

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早くしないと、この話題、季節遅れになってしまうと心配してましたら、雪が降りました。
さすがにこの時期の雪は、さっさと溶けてしまうのでよかったよかった!!
とはいっても、道路管理者の方々は、そんなこと言ってるわけにいかないので、朝早くから塩カルをまいて、積もらないようにしてくれてありました。
ありがたいですね。
ところで、融雪剤と言えば、塩化カルシウムの出番が多いと思いますが、実は、塩カルだけではなく、塩化マグネシウム塩化ナトリウム、尿素なんてものまであるようです。

 

 

融雪剤
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塩カルなどは腐食を心配しますが、ほとんど見たことのない尿素は、腐食性はないようです。ただ、尿素なのでまいたときにアンモニア臭がすることがあるそうです。

いくつかある融雪剤、それぞれ一長一短があるので、地域、価格、時期などを考えて使い分けるのがよろしいかと思います。

一般的に使われることの多いのは、塩化カルシウム、塩化ナトリウム。前回、凝固点降下のお話をしましたが、塩化カルシウムは-55℃、塩化ナトリウムは-21℃まで凍らない。塩化カルシウムのほうが、寒い地方には適しているということになります。(松本は寒いから塩カルが多いんですかね~)

高速道路では、塩化カルシウムと塩化ナトリウムを混ぜて使っているようです。これは、価格の問題があるようですよ。塩化ナトリウムのほうが安価なんで。

千里浜なぎさドライブウェイっていったことありますか?海岸線を走ることができてとっても気持ちいい。ルンルン気分で走ると「洗車しないと錆びる」なんてよく言われますが、同じようなことが冬の道路にまかれる塩カルにも言えて、ただ、海水よりも結構濃いんじゃないかと思うわけです。乾くと、アスファルトも車も白くなってしまって、でも、天気予報見ながら、どうせまた降るから洗車はいいやなんて思ったりして。

 

実験

そこで、鉄釘が錆びる実験をしてみました。
水道水、道路にまかれた状態の濃度を想定して塩カル3%の水溶液、高い濃度を想定して塩カル30%の水溶液を用意しました。
ここに鉄釘を浸しておきます。

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24時間後

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水道水と塩カル3%がずいぶん錆びているのがわかります。
塩カル30%は錆びてないので、大丈夫なのか????と思いきや、写真のように、黒くはがれているところを数か所発見!!
ビーカーの底に黒いごみのようなものが沈んでいました。

結論

水道水、塩カル3%は、鉄はよく錆びる。海水も塩分が3%くらいなので、海沿いを走った後、「洗車しないと錆びる」というのは、うなずけました。雨水は塩素が入ってないので大丈夫?いやいや、最近は酸性雨の問題もあるのでご用心。塩カル30%は錆びないんですが、表面が剥がれ落ちていたので、白い粉を付けたままにしておくのはよろしくないかもしれません。

まあ、実際の車は、錆びないコーティングをした部品が使われているので、すぐにどうこうならないと思いますが、お気に入りの車を大事に長く乗るといった意味でも、こまめな洗車はしたほうがよろしいかと・・・。

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